著者: 池田 謙一
タイトル: コミュニケーション

ちょっと真面目な本ば、しばらく読んでみる。ちょっと難しかけん、一章づつ読み解いていくけん。


【第一章 社会生活のバックボーンとしてのコミュニケーション】


コミュニケーションの流れとは、


1.送り手が頭の中の事柄を記号化し、メッセージに置き換える。


2.受け手はメディアによって受け取ったメッセージを頭に入るように処理する。


コミュニケーションを考える上で、ここでのポイントは、


メッセージそのものに意味があるのでは無く、


送り手についての知識やコミュニケーションの前提からメッセージをどのように処理するか。


コマーシャルと口コミでは同じメッセージでも受け取り方も違うやろ?


そうなると、ちゃんと受け手に伝えようとすると、受け手にとって送り手が誰か、受け手とどれだけ前提を共有しているか、送り手は推定し確認する作業が必要があるわけよね。


そやんことしよったら、面倒くさくてかなわんけん、「制約」を利用するわけたい。


制約てなんかていうたら、話の流れで解釈が自然と限定され、前提の確認が省略できることのことたい。


あれ、それ、で分かるっていうのはこれのことね。


で、コミュニケーションの目標として2つが考えられるとて。


1.相手の認知の構造や感情、行動を変更する。


2.相手と共有する。


1番目はすぐ分かるけど、2番目の共有するっていうのが何やろ?て思うど。


これは社会的なリアリティの確信につながるとて。


社会的なリアリティの確信ていうのは、色々議論しよったら、これが本当だ、こうするのがふさわしい、これがもっともらしい、と受け止める現実感のことね。


で、納得したり、安心したりするど?それのことばい。これが無かったら何でもかんでも不安になるけんね。


で、あと重要なポイントとして、コミュニケーションでは、目標に必ずしもコントロールされず、かつバイアスのかかった内容が飛び交って情報が形成されていく、と。


なんやろ、場の雰囲気とか場の空気とかかな。まだ、よー分からんね。


ま、第1章で重要なポイントはこんなところ。次の章からそれぞれもっと詳しく入っていくけん。